ただなんとなく、マカロニィを食べよう

そうか、これは、

秋なのだ

 

あついあついと眠れない日々が過ぎたことがうれしく、

窓をあけて冷たい空気を部屋いっぱいにとりいれて

 

ぐるぐるにタオルケットと薄がけにくるまって眠る

 

ああ、さむい。

秋なのだ、ふふ

 

 

そして翌日見事におなかが痛い

おとのおひめさま

音姫はマナーです!

と、すきな作家さんが日記に書いてらして、すこし吃驚。

 

あれは、自分の音を聞かれたくないから使う訳ではないのだな。

となりの音を聞きたくないから?

自分の音を聞きたくないから?

自分の音を聞かれたくないから?

 

意図がたぶん、異なるので。

ひめさまを使うかどうかがマナーなのかは人によってちがうのでは。

 

 

人類皆、おなじ行為をするわけで。

べつにどっちでもいいのではないか、と。

お風呂のこと

 ホテルのつやつやとひかる蛇口をひねって浴槽にお湯を溜めながら、小さい頃は兄姉と当番で風呂を沸かして、よく溢れさせたものだと思い返す。

 大抵の場合溢れさせるのは兄で、こっそり洗面器でお湯を捨てようとする水音が聴こえて母と笑ったり、体積が少ない順ということで私がいちばん風呂に任命されたりしていた。

 

 そっと、そっと湯船に腰を沈めるのに、浴槽のふちからお湯がざばぁーっと洗い場じゅうに流れ出ていく。

 あーあ、とつぶやきながらも、普通に湯を張れてしまうよりもずっとおもしろかった。

 

 近頃ではガス給湯器が普及して全て自動になってしまったから、お湯を張っているのにタイマーをかけ忘れて見に行ったり、空き缶でからくりを作ってお湯が溜まったら音が鳴るように工夫することもないのだけど。

 

 

 もうひとつ、幼少時の風呂掃除といえば、靴下も脱いで裸足になるか、ゴム製のやけに大きな靴を履いて風呂場に入り、浴槽を洗うこと...つまり、浴槽の中に入って底にしゃがみこみ、壁のように目の前に迫る浴槽の湯垢をスポンジで落としていく作業だと思い込んでいた。

 

  実家をでて東京に住み始めて、高校時代は碌に手伝わなかったせいで久しぶりに浴槽を洗っていた時、ふと、浴槽に入らなくても外から手を伸ばせば隅まで届いてちゃんと洗えることに気づいて、しばし呆然とした。

 

おおきくなったのだなあ、と思ったのだ。