花火、あるいは金色のたんぽぽ

いつも夫が煙草を吸いに出るベランダで お風呂で火照ったからだをぼうっとさましていたら 極端に目の悪い私には 街灯や遠くのマンションの看板のライトが 大量に影分身して 放射線状にならんだ光の玉になる 子供が絵に描いた花火のような ますむらひろしがい…

ああっ!

ずっと、ロッピーチーズだと思ってた!ロッピーってメーカーなのかと。6Pかぁ……。

そろえなくて、いい

幼少期から図書館に通っていた者として、貸し出しカウンターに本を出すときはバーコードの付いた裏表紙を上にして相手側に向けるように本を揃えてしまう…ということに気づいた休日の図書館、昼下がり。少し前までは本の貸し出しには一冊ずつバーコードを読む…

しんなりきゃべつ

開いて洗った牛乳パックをキッチンの机にひろげて、生協のベージュいろしたソーセージをならべてひとつずつナイフで輪切りにしていく。小さなペティナイフ、ソーセージの小さな円。ばぁばが千切りにしたきゃべつと一緒にバターで炒めて、しんなりしたら塩こ…

くねくね

両ほほに、指先が地面を指す向きでそれぞれ両手の甲を当てて指先をニョロニョロのようにばらばらと動かすこれが くねくねなるべくやる気のない表情でやるくねくね〜 と言いながらやるおよそ20年前に父と私の間で流行ふと思い出した

朱鷺いろのトマトのかけらと

黄色いバンとピンクいろの階段と緑の看板をうす水色の窓枠からながめながら飲む白ワインはしろくない

溶けるのなんて待たない

「一錠溶かしきってから入浴してください」 と、バブの袋に書いてあることに大人になってから気づく。 ん?いや、あれは溶けてく過程を愉しむものですよね? ジェットバスのように腰にあててみたり かこん、かこんと勝手に浴槽の底を移動していくのをながめ…

ただなんとなく、マカロニィを食べよう

そうか、これは、 秋なのだ あついあついと眠れない日々が過ぎたことがうれしく、 窓をあけて冷たい空気を部屋いっぱいにとりいれて ぐるぐるにタオルケットと薄がけにくるまって眠る ああ、さむい。 秋なのだ、ふふ そして翌日見事におなかが痛い

おとのおひめさま

音姫はマナーです! と、すきな作家さんが日記に書いてらして、すこし吃驚。 あれは、自分の音を聞かれたくないから使う訳ではないのだな。 となりの音を聞きたくないから? 自分の音を聞きたくないから? 自分の音を聞かれたくないから? 意図がたぶん、異…

お風呂のこと

ホテルのつやつやとひかる蛇口をひねって浴槽にお湯を溜めながら、小さい頃は兄姉と当番で風呂を沸かして、よく溢れさせたものだと思い返す。 大抵の場合溢れさせるのは兄で、こっそり洗面器でお湯を捨てようとする水音が聴こえて母と笑ったり、体積が少ない…